2013年9月

20枚の メディアを自動バックアップ MSDR20

昨今のドライブレコーダーの普及の結果、ドライブレコーダーを搭載した車両を管理する方から、メディアに記録された情報を夜間のうちに社内のサーバーに上げておきたい、との要望があり、写真のような カードリーダーを作ってみました。 表向きは MMC用です。 

MSDR20正面.JPG近頃では、このような用途に用いる ICも、足の出ている QFPタイプがなく、使いたいものは QFNタイプなど、足がなく、手半田が難しい種類が多くなってきています。 そんな訳で、今回は部品を自動(機械)マウントし、プリント基板を作ることになりました。(下の写真の基板です。クリックで拡大します)

MSDR20内部.JPG

 とにかく始めてづくしで、プリント基板設計の段階から自動マウントを考慮した設計を行ない、なんとか形になりました。

 この MSDR20 は、20枚の MMCカードを扱うのですが、同時接続すると、Windows OSでは ドライブレターを食い尽くすので、逐次、接続を切り替える処理を行なっています。 バックアップ用のアプリケーションは、Simpleさんにお願いしました。

弊社の PCで、Class10 程度の転送スピードを持つメディアですと、1GB/min 程度のスピードでバックアップしています。 16GBのメディアを 20枚バックアップすると、5時間半程度必要ですが、勝手にやってくれる便利さは、それなりに価値ありかも・・・

現在、これを複数台接続し、さらに多くのメディアを連続バックアップできることを画策中です。

 

 

ホーム > コラム > 2013年9月