2013年5月
Eye-Fi Cardで映像転送
久しぶりのコラムですが、ようやくお見せできるようになりましたので・・・
デジカメに挿入すると、撮影した画を PCやスマホに自動転送する Eye-Fi Cardという便利なカードがあるのをご存知と思いますが、これをドライブレコーダーなどのビデオ収録できる機器で使おうとすると、なかなかうまくいきません。
そこで、さまざまな記録機器で利用できる Eye-Fi Card用のアダプターを作成して みました。 ただし、Eye-Fi Cardの基本仕様である SDHCカード または MicroSDHCカードにのみ対応しています。
私のところでは、以前のコラムに書いたドライブレコーダーに加え、この春から、HDで収録できるドライブレコーダーである View-iに対応したものをアダプター形式で作成しました。
View-i に取り付けた状況を左前方から見ると
右後方から見ると
ケースの中身はこんな感じです。 ちなみにこの基板は MicroSD対応のものです。
写真のように、View-iのカードスロットに SDカードの形をした基板を挿入し、電源ケーブルを接続すると、アダプター側がエンジンの始動/停止を検出して View-iの電源を制御し、アダプター上の Eye-Fi Cardに記録します。
エンジンが止まったら、記録したファイルを Eye-Fi Cardが転送できるように加工しています。これにより、Eye-Fi Cardは、デジカメで撮った映像であると認識し、転送を 始めるというものです。
今回は View-i用に最適化したソフトを積んでいますが、SDHCカード または MicroSDHCカードに記録する機器であれば、ほとんどの機器で Eye-Fi Cardの機能を使うことが出来そうです。
なお、Eye-Fi Cardでの転送は、通常、Eye-Fi Viewというサーバー機能を使って転送されますが、設定次第では 私的な閉じた LAN でも転送が可能ですので、転送画像のセキュリティーも守れそうです。